- 2024/11/11 掲載
中国10月新規銀行融資、5000億元に減少 景気対策でも需要伸びず
[北京 11日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)が11日発表した10月の新規人民元建て融資は5000億元(695億1000万ドル)と、前月から大幅に減少し市場予想を下回った。景気刺激策は信用需要を押し上げるには至らなかった。
ロイターがまとめたエコノミスト予想は7000億元。前月は1兆5900億元、前年同月の7384億元だった。
人民銀は1─10月のデータにしか公表していないが、ロイターは1─9月分と比較して10月の数字を算出した。
1─10月の新規融資は16兆5200億元だった。
人民銀はまた、国内のマネーサプライの実態をより良く反映させるため、マネーサプライ統計を調査し改訂すると発表した。
マネーサプライM2の前年比伸び率は7.5%と、アナリスト予想の6.9%を上回った。9月の6.8%から拡大した。
10月の元建て融資残高は前年比8.0%増。アナリストは前月の8.1%から横ばいと予想していた。
広義の与信・流動性を示す社会融資総量は1兆4000億元と、9月の3兆7600億元から減少した。アナリスト予想は1兆5500億元だった。前年比伸び率は7.8%と、9月の8.0%から縮小し過去最低を記録した。
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