• 2024/12/31 掲載

「途切れぬ携帯」へ全力=能登地震教訓に新技術も―通信各社

時事通信社

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。


能登半島地震では広い範囲で携帯電話の通信が途絶え、多くの被災者が情報を得られない不安にさらされた。携帯各社はこれを教訓に、通信網の強靱(きょうじん)化や新技術を使った早期復旧手段の導入を加速。災害時も「途切れぬ携帯」の実現に全力を挙げる。

能登地震では停電や通信ケーブルの切断で、最大約840カ所の基地局が停止。NTTドコモの担当者は「一時は平時の3割程度の地域しかサービスを提供できなかった」と振り返る。各社は復旧を急いだが、道路損壊や渋滞で現場に向かえず、一部地域で障害が長引いた。

大規模災害の再来を見据え、ドコモは半島地域の通信網を強化。能登(石川県)や津軽(青森県)、知多(愛知県)の各半島など計6地域で、現在2ルートの基幹光ファイバー回線を2025年度末をめどに3ルートに増やす。

各社は復旧機材も増強する。KDDIは米社の衛星通信網「スターリンク」を活用する車載基地局などを今年度中に約200台から約250台に増やす。スマートフォンのみで直接接続できる新サービスも来年春ごろに開始する。ドコモやソフトバンクは成層圏を飛ぶ無人航空機から電波を届ける「HAPS(ハップス)」を開発中だ。

災害対策では企業間の協力も欠かせない。NTTなど通信大手4社はこのほど、早期復旧に向けた連携強化で合意した。記者会見したNTTの森田公剛災害対策室長は「通信が使えないことによる被災者の不安を早く取り除き、日常の生活に戻してあげたい。その思いは各社とも同じだ」と語った。

【時事通信社】

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます