• 2025/01/28 掲載

基調的インフレ指標、12月は刈込平均と加重中央値の伸び拡大=日銀

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Kentaro Sugiyama

[東京 28日 ロイター] - 日銀が28日に発表した昨年12月の基調的なインフレ率を捕捉するための指標は、刈込平均値と加重中央値の伸び率が前月を上回る一方、最頻値は横ばいとなった、伸び率は引き続き3指標とも2%を下回っている。

上昇率分布で上下10%を機械的に除いた「刈込平均値」(2020年基準)は前年比プラス1.9%と、2カ月連続で前月の伸び率を上回った。品目のウエートを加味した際の分布で中央の値である「加重中央値」はプラス1.0%とこちらも前月を上回った。

最も頻度の多い上昇率である「最頻値」はプラス1.1%で横ばい。前月に続き2022年9月以来の低い伸び率となっている。

12月の上昇品目の比率は75.7%と、前月の75.5%を上回った。下落品目は19.0%で、前月の19.3%を下回った。

日銀は24日の金融政策決定会合で、政策金利である無担保コール翌日物金利の誘導目標を0.5%に引き上げることを決めた。植田和男総裁は会合後の会見で基調的な物価上昇率については「見通しに沿って緩やかに上昇し続けている」と指摘。その上で「見通し期間の後半、大まかには26年度のどこかで、基調的な物価上昇率も2%に収束していく可能性が高まったとみた。それが利上げの最大の理由だ」と説明した。

一連の指標は日銀が総務省発表の全国消費者物価指数をもとに算出し、毎月発表している。24日発表の12月の生鮮食品を除く総合指数(コアCPI)は前年同月比プラス3.0%と、伸びは11月の2.7%を上回り1年4カ月ぶりの水準になった。政府の補助金が終了した電気・ガス価格上昇や食品値上げが押し上げた。

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