- 会員限定
- 2026/02/22 掲載
OpenAIのサム・アルトマンCEO「2028年までにAIが人類の知能を超える超知性に到達」
AIが特定の国家や企業に独占されることによる全体主義のリスクを警告
サム・アルトマン氏「AGIは数年で到達、人類の知能を超える」
米オープンAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)は、インドのニューデリーで開催された「India AI Impact Summit 2026」の基調講演に登壇し、人工知能が人類の知的能力を根本的に上回る「超知能」に到達する具体的なタイムラインと、それに伴う社会構造の変革について見解を示した。現在のペースで技術開発が進捗した場合、数年以内に真の超知能の初期バージョンが誕生すると予測した。具体的には2028年の終わりまでに、世界中の知的財産の大部分が人間の脳内ではなくデータセンター内に存在するようになると指摘し、この変革が不可逆的なものであることを強調した。インドを単なる巨大市場としてではなく、AIの進化を形作り統治するためのパートナーとして位置づけ、グローバルサウスにおけるAIガバナンスの重要性を提起した。
アルトマン氏が定義する超知能は、人間のトップクラスの専門家をあらゆる知的領域で凌駕する存在である。研究開発の現場においては、最高レベルの科学者を超える精度と速度で新規性のある研究成果を生み出し、企業の経営層が担う複雑な意思決定プロセスにおいても、人間のエグゼクティブを上回る判断を下すようになる。
これまで人間にしか不可能とされてきた高度な知的労働が計算資源に置き換わることで、知識の創造そのものが機械によって自動化される段階に突入する。同氏はこのようなシステムがデータセンター内で稼働し続ける未来において、人類は計算資源との競争を避けられない現実を突きつけられると論じた。
超知能の普及は、世界の経済システムを根底から変容させる。物理的な世界における製品製造やサプライチェーンの管理はAIとロボット工学の融合によって高度に自動化され、あらゆる物資の生産コストが劇的に低下する。同時に、高品質な医療や個別に最適化された教育へのアクセスが広く社会に行き渡り、これまでにない規模の経済成長が引き起こされる。
一方で、現在の経済活動を牽引している多くのタスクをAIが担うようになるため、既存の雇用構造は破壊される。アルトマン氏は人間がGPUの労働力に勝つことは非常に難しくなると述べ、伝統的な労働市場の崩壊を予見した。そのうえで、人間同士の関係構築や深い感情的な交流、新しい次元での創造性の発揮といった、機械には代替し得ない相互貢献の形を見出すことになるとの見通しを示した。
AIによる独裁のリスクとAIの民主化と権力の分散必要性
劇的な恩恵の一方で、AI技術が特定の国家や少数企業に独占される事態に対して強い警戒感を示した。強大な計算資源と高度なAIモデルが一極に集中すれば、その主体は圧倒的な権力を手にする。技術的な優位性を背景に、全体主義的な支配体制の強化や、社会の監視と統制が極限まで進む危険性が存在する。
今すぐビジネス+IT会員に
ご登録ください。
すべて無料!今日から使える、
仕事に役立つ情報満載!
-
ここでしか見られない
2万本超のオリジナル記事・動画・資料が見放題!
-
完全無料
登録料・月額料なし、完全無料で使い放題!
-
トレンドを聞いて学ぶ
年間1000本超の厳選セミナーに参加し放題!
-
興味関心のみ厳選
トピック(タグ)をフォローして自動収集!
AI・生成AIのおすすめコンテンツ
AI・生成AIの関連コンテンツ
PR
PR
PR