- 2025/01/28 掲載
ユーロ圏の銀行、昨年第4四半期に企業向け与信厳格化=ECB
消費の低迷、2年にわたる産業不況、輸出需要の低迷、政府の支出不足などを背景に、待望の景気回復が実現しなかったため、融資は24年の大半にわたって伸び悩んだ。
ECBは、銀行は企業に対する与信基準や融資承認基準を厳格化するとかねてより予想していたが、全体的な需要の低迷にもかかわらず、想定以上に厳しくなったと指摘。
「景気見通し、業界や企業固有の状況、銀行のリスク許容度の低下に関連したリスクの高まりが背景にある」と分析した。
与信基準は全セクターで厳格化されたが、特に商業用不動産、卸売・小売業、建設業、エネルギー集約型製造業で顕著だったという。
住宅ローンについては、与信基準はおおむね変わらなかった。ただ、銀行は前回の調査では「大幅な」緩和を予想していた。
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