- 2025/03/05 掲載
ストラテジックキャピタル、自社株TOB実施の大阪製鉄株買い増し
[東京 5日 ロイター] - アクティビストのストラテジックキャピタル(SC、東京都渋谷区)が大阪製鉄の株式を買い増したことが5日提出の変更報告書で分かった。保有比率は従来の10.59%から11.60%に上昇した。報告義務発生日は2月26日。
保有目的は引き続き「純投資および状況に応じて重要提案行為を行うこと」としている。
大阪製鉄は親会社の日本製鉄の応募を想定したディスカウント価格による自社株公開買い付け(TOB)を実施している。1株2450円で、期間は2月17日から3月17日まで。TOBと自社株消却により、流通株式比率の低下を回避する狙いがある。
大阪製鉄によると、SCは自社株TOBの公表後に同社に書簡を送付した。SCは、自社株TOB公表後に株式を買い増した結果、TOBと消却を行ったとしても大阪鉄株はスタンダード市場の上場維持基準を充足せず、TOBの主な目的は消失したとの認識を示し、TOBの撤回などを提案したという。
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