- 2026/06/13 掲載
SpaceXがナスダックに史上最大12兆円上場、マスク氏が超万長者に
時価総額は1兆7700億ドル超、調達額は約750億ドルで史上最大
公開価格を基準として計算された同社の時価総額は1兆7700億ドルに達した 。IPOを通じた調達額は約750億ドル(約12兆円)となり、2019年に上場したサウジアラビア国営石油会社サウジアラムコを超えて史上最大規模を記録した。
マスク最高経営責任者(CEO)は米南部テキサス州の本社で開催された式典において、倉庫から始まった小さな会社が史上最大のIPOを果たしたことに対し、信じられないと語った。なお、上場後もマスク氏は引き続き同社の議決権の8割を保有する。SpaceXは2002年に設立され、再利用可能なロケット開発、衛星通信網「スターリンク」、買収した人工知能(AI)開発企業「xAI」の3事業を会社の柱としている。
今回のIPOは世界約20の証券会社が担当した。日本国内ではみずほ証券、楽天証券、SBI証券の3社が申し込みに応じ、海外企業が日本の取引所に上場せずに株式の公募および売り出しを行う手法が活用された。開示された訂正有価証券届出書によると、日本国内で募集された株数は1629万6296株であり、全体発行株数の約3%を占めた。
日本国内での調達額は約21億8500万ドル(約3470億円)に上ったが、国内でIPOを扱った証券3社には調達額の3倍超となる1兆円以上の購入希望が寄せられた。みずほ証券単独でも1億円以上の購入希望が1000件を超えている。全体としても募集枠の4倍規模の応募が集まり、強い需要が示された。
SpaceXの巨額な資金調達は各国の金融市場にも影響を与えた。12日の東京株式市場では、中東情勢の改善による投資家心理の好転に加え、SpaceX上場に伴う換金売りが一巡したとの受け止めもあり、日経平均株価が前日比で一時2800円を超える大幅な上昇を記録した。
史上最大規模のIPOの中、SpaceXの宇宙関連事業は、前年に49億ドル(約7900億円)を超える純損失を計上している。テスラとの合併も噂されており、今後のマスク氏の動向が注目を集めている。
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