- 2025/03/06 掲載
テスラ、インド・ムンバイに初のショールーム開設へ 販売の布石
[ニューデリー 5日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラはこのほど、インドのムンバイに初のショールームを開設するための不動産賃貸契約を締結した。同社は昨年にはショールーム開設の計画をいったん撤回したが、インドで輸入車を販売する目標へ向けた布石を打った。ロイターが入手した登録資料で明らかになった。
資料によると、テスラはバスケットボールのコートほどの広さに相当する4003平方フィート(372平方メートル)の物件を2025年2月16日から5年間にわたり借りる契約を締結。初年度の賃料は約44万6000ドルで、次年度から毎年5%引き上げられる。
ショールームはムンバイ空港近くの商用施設の中にあるビルに開設される。
ロイターは先月、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)がインドのモディ首相と米国で会談したことを受け、同社がニューデリーとムンバイに開設するショールームの場所を決定したと報じていた。
テスラはその後、インドで店舗サービスや営業など20数人程度の人材を募集していた。
テスラはインドの店舗で輸入車を販売する計画だが、100%を超える関税が重荷となりそうだ。マスク氏は再三、インドの輸入車向け関税は世界でも最高クラスだと不満を表明している。
ロイターは5日、米政府はインド政府に対し、輸入車向け関税の撤廃を要求する方針だと報じた。ただインド政府は、関税の引き下げを検討するとしても、早期の関税撤廃に応じる意向はないとみられる。
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