- 2025/03/07 掲載
中国の金準備、2月末7361万オンス 4カ月連続増加
2月末の金準備はドル換算で2086億4000万ドル。1月末は2065億3000万ドルだった。
人民銀行は昨年11月に金購入を再開した。それまで6カ月間、購入を休止していた。
キネシス・マネーのマーケットアナリスト、フランク・ワトソン氏は「人民銀行の金購入は金の重要な下支え要因だ。2月も購入を継続したことは、金価格のさらなる上昇につながる可能性がある」と述べた。
トランプ関税、それが世界経済成長やインフレに及ぼす影響への懸念、地政学的不確実性を背景に、金は2月24日に史上最高値を付けた。
ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)によると、金の主要な保有者である世界の中央銀行は、24年に3年連続で1000トンを超える金を購入し、今年も積極的な購入が予想されている。
ワトソン氏は「投資家と異なり、中央銀行は相対的に金価格に鈍感で、準備金再編の一環で購入する傾向がある」と指摘した。「人民銀行などの中央銀行の購入は、過去2年の金上昇の重要な要因だった。とはいえインフレ、金利、地政学の事象、安全資産への投資家の関心など、他の要因も引き続き金の価格形成要因になる」と述べた。
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