- 2025/05/19 掲載
中国で米国向け貨物船に予約殺到 関税引き下げ合意で需要回復
米国の運動靴や家具、建設用品、自動車部品の輸入業者は、関税再開前に商品を入手しようと急いでいる。
米国向け中国製品の輸出の4分の1超を扱う深センの塩田港など主要コンテナ港には貨物が殺到。港では船主が係留所の予約や輸送スケジュールの調整を急いでいる。
ドイツ海運大手ハパックロイドの広報担当者はロイターに「需要が非常に多く、長期契約の顧客しか対応できない」と説明した。場当たり的な発注に対応する余裕はほぼないという。
貨物追跡サイトを提供する米物流管理会社ビジョンによると、14日までの1週間の貨物の予約数は2万1530個(20フィート標準コンテナ換算)と、前週比277%増加した。 深センの物流業者は「米国に出荷するために大量の貨物を準備している」と語った。
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