- 2025/05/21 掲載
FIXER、鹿児島県鹿屋市に生成AIサービス=政策立案にも活用
生成AI(人工知能)関連事業を手掛けるFIXERは20日、4月から鹿児島県鹿屋市にサービスの提供を始めたと発表した。市の職員が想定問答の作成など議会対応や文書・資料の作成などをできるようにする。市民アンケートのデータ分析を通じて政策立案にも活用する。職員の業務効率化に加えて、市民へのサービス向上にもつながる。鹿屋市はDX(デジタルトランスフォーメーション)推進計画でAI技術の活用を重点施策としており、FIXERと協力して市の業務を効率化し、生産性を向上させる。
FIXERは生成AIサービス「GaiXer(ガイザー)」を提供している。同社は、鹿屋市への生成AIサービスをインターネットと切り離した自治体専用回線「総合行政ネットワーク(LGWAN)」を通じて提供する。自治体では機密データの取り扱いへの配慮や情報漏えいへの懸念から閉域網であるLGWANを利用することが多い。
鹿屋市は生成AIを通じて会議の議事録・報告書の作成を迅速化する。また、市民アンケートなどの自由記述欄を分析し、データに基づいた政策を立案する。議会での想定問答の作成でも生成AIを活用する。
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