• 2025/05/22 掲載

G7財務相、共同声明発出に努力 「G6プラス1」の再現を懸念

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。


[バンフ(加アルバータ州) 21日 ロイター] - 主要7カ国(G7)財務相会議が21日にカナダのバンフで開かれ、トランプ米大統領の関税を巡る論争を脇に置き、G7を存続させるため一定の共通認識を得ることに注力した。

参加者によると、G7財務相・中央銀行総裁は、ウクライナ支援、中国を含む国々の非市場的経済政策による脅威、金融犯罪や麻薬密売との闘いなど、非関税問題を網羅した共同声明を発出するよう努めている。

財務相らは、トランプ大統領1期目だった2018年にカナダがG7議長国を前回務めた際、鉄鋼・アルミニウム関税と気候変動に関する文言への米国の反対によって共同声明が出せなかったのと同じようなG7の分裂を避けたいと考えている。

「G6プラス1」と呼ばれた当時、カナダ、日本、ドイツ、フランス、英国、イタリアはトランプ氏の関税に対して「一致した懸念と失望」を表明した。

トランプ氏による今回の関税ははるかに広範囲に及んでいるが、関係筋によれば、ベセント米財務長官との間で妥協点を見いだそうとする取り組みが進んでいる。

一方で、共同声明の文言で合意できるかどうかは依然として不透明だという。ある欧州筋によると、例えば米側はロシアのウクライナ侵攻を「違法」と表現する文言を草案から削除することを望んでいる。

貿易不均衡についてより良い理解が得られれば共同声明がなくても構わないとの考えも。

フランスのロンバール財務相は「今回のG7会議でウクライナ支援、世界的不均衡の解消、成長政策を巡るより良い連携に向けて前進することができた」とし、「進展させることが最終的に重要だ」と述べた。

G7はまた、ロシア産原油価格上限(現在1バレル60ドル)の引き下げについても議論するが、困難が見込まれるという。

*写真を差し替えて再送します

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます