- 2025/05/27 掲載
中国の美団、第1四半期は46%増益 目先は競争激化が収益圧迫
王興・最高経営責任者(CEO)は決算発表後の電話会見で、業界内の競争が激しくなっているため、年内の正確な業績見通しを示すのは「不可能」だと主張。「短期的に業績が大きく変動しても、誰も驚くことではない」と述べた。
中国の電子商取引(EC)大手、京東集団(JDドット・コム)は今年2月、美団の中核事業である料理宅配事業に積極的に参入することで、食品分野以外にも事業を拡大する美団の動きに応戦した。
中国第2位の食品デリバリーアプリ「Ele.me」を傘下に抱えるEC大手のアリババも、インスタントリテール分野の取り組みを強化すると表明している。
一方で規制強化の動きも業績面で逆風となりそうだ。中国国家市場監督管理総局は最近、美団やJDドット・コム、アリババなどのプラットフォームが業者にどのように手数料を課すべきかに関する新たな指針の草案を策定した。
美団の第1・四半期の売上高は前年同期比18.1%増の866億元となり、LSEGが集計した市場予想(16.5%増)を上回った。
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