- 2026/08/14 20:30 掲載
オープンAI「GPT-5.6 Sol」に超高速モード、知能保ち最大14倍速…限定プレビュー開始
想定用途には、システム障害発生時のインシデント対応、金融リサーチ、不審な活動の検知、音声による顧客対応、ECでの商品案内や在庫確認などを挙げた。研究業務では、従来一晩かけて処理して翌朝に結果を確認していたような作業を、勤務時間中に何度も試行できる可能性があるという。
オープンAI社内でもUltrafastを試験している。インシデント対応では、ログやトレース、直近のコード変更などを素早く読み込み、原因の特定や修正案の検証を支援。研究業務では、情報源の検索やデータ照会、情報の整理・要約を高速化し、分析結果を受けて次の試行に移るまでの時間を縮めているという。最終的な判断やシステムへの変更は引き続きエンジニアが担うとしている。
今回採用したセレブラスとの協業も特徴となる。Ultrafastは、低遅延推論をオープンAIのプラットフォームに取り込む両社の提携をさらに進める取り組みと位置付ける。最大750出力トークン/秒という速度を生かし、リアルタイム性が重要な業務への高性能モデルの投入を狙う。
オープンAIは7月30日、GPT-5.6 SolにStandard処理より最大2.5倍高速な「Fast」モードも導入していた。FastはStandardの2倍の料金でモデルの知能を変えずに高速化する仕組みとして報じられている。今回のUltrafastは、そこからさらに処理速度を引き上げた新たなサービス階層となる。
GPT-5.6シリーズ は、最上位のSol、性能とコストのバランスを重視するTerra、高速・低価格のLunaの3階層で構成される。Solは、複雑な推論やエージェント型の長時間タスクを想定したフラッグシップモデルで、オープンAIは7月に一般提供を始めている。
Ultrafastは現時点で、一部の顧客だけが利用できる限定プレビューとなる。オープンAIは容量の拡大に合わせてアクセス対象を広げる方針だ。料金については今回の発表では明らかにしていない。
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