• 2025/06/05 掲載

米鉄鋼関税の動向注視=部品供給網への影響懸念―関連業界

時事通信社

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トランプ米政権による鉄鋼・アルミニウムの関税引き上げに、関連業界が神経をとがらせている。鉄鋼は米国向け輸出の割合が全体の1割に満たないが、アルミとともに幅広い製品の材料となることから、間接的な影響が広範囲に及びかねない。

財務省の貿易統計によると、2024年度に日本が輸出した鉄鋼3135万トンのうち、米国向けは107万トンと全体の約3%。金額ベースでも3000億円弱と7%程度にとどまる。アルミとその合金は数量が約9%、金額は約11%を占めるが、輸出額そのものは224億円と規模が小さい。

このため、鉄鋼業界は関税引き上げの影響について「売上高に占める割合は小さい」(神戸製鋼所)と、冷静に受け止めている。ただ、対象品目など詳細はまだ明らかになっておらず、各社は「関税が上がる製品と上がらない製品をしっかり見極めていく」(中部地方の鉄鋼メーカー)と情報収集を急ぐ。

米国では、4月に自動車の関税を引き上げた影響が表れ始めている。鉄鋼関税が追い打ちとなる可能性もあり、JFEスチールは「自動車のサプライチェーン(部品供給網)がどうなるか、状況を注視する」と警戒する。米国で生産を手掛ける自動車大手の関係者は「現地で部品調達に影響が出ないように、政府は交渉を急いでほしい」と話した。

【時事通信社】

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