- 2025/06/05 掲載
米国株式市場=まちまち、ダウ小反落 軟調な経済指標受け
[ニューヨーク 4日 ロイター] - 米国株式市場は強弱まちまちで取引を終えた。S&P総合500種がほぼ横ばい、ハイテク株中心のナスダック総合が小幅続伸した一方、ダウ工業株30種は反落した。軟調な経済指標でトランプ大統領の貿易政策による経済への影響が示された。
米供給管理協会(ISM)が4日発表した5月の非製造業総合指数は49.9と、4月の51.6から低下し、2024年6月以来の低水準となった。企業は原材料価格の上昇に直面し、経済が依然として低成長・高インフレの局面を迎えるリスクにさらされていることを浮き彫りにした。
また、米ADPリサーチ・インスティテュートが発表した5月の全米雇用報告によると、民間雇用者数は3万7000人増と予想を大きく下回り、増加幅は2023年3月以来、2年超ぶりの低水準となった。
S&P500は序盤の上げ幅が終盤にかけて縮小した。
トランプ氏と中国の習近平国家主席が週内にも協議するとみられる中、投資家は米国と貿易相手国の関税交渉に注目している。
ラデンバーグ・タルマン・アセット・マネジメントのフィル・ブランカト最高経営責任者(CEO)は「中国に関する合意に至らなければ、関税戦争は今後何カ月も主要な問題となり、国内外の経済に影響を及ぼすだろう」と述べた。
個別銘柄では半導体受託生産のグローバルファウンドリーズが2.3%上昇。投資額を160億ドルに拡大する計画が材料視された。
銀行大手ウェルズ・ファーゴは米連邦準備理事会(FRB)が同行に約7年間課していた1兆9500億ドルの資産上限規制を解除したと発表したことを受けて一時3カ月ぶりの高値を付けたものの、0.4%安で取引を終えた。
電気自動車(EV)大手テスラは3.5%下落。欧州の主要市場で売上高が5カ月連続で減少したことを嫌気した。
四半期売上高見通しが予想を下回ったサイバーセキュリティー企業クラウドストライクも5.8%安となった。
ディスカウントストア運営のダラー・ツリーは8%超急落。関税による変動で第2・四半期の調整後利益が前年同期比で最大50%減少する可能性があるとの見通しを示した。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.3対1の比率で上回った。ナスダックでも1.18対1で値上がり銘柄が多かった。 米取引所の合算出来高は145億株。直近20営業日の平均は178億株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 42427 -91. -0.2 42574 42645 42427
.74 90 2 .13 .00 .74
前営業日終値 42519
.64
ナスダック総合 19460 +61. +0.3 19434 19493 19359
.49 53 2 .94 .45 .09
前営業日終値 19398
.96
S&P総合500種 5970. +0.4 +0.0 5978. 5990. 5966.
81 4 1 94 48 11
前営業日終値 5970.
37
ダウ輸送株20種 14693 -68. -0.4
.61 59 6
ダウ公共株15種 1032. -16. -1.5
48 20 4
フィラデルフィア半導体 5033. +68. +1.3
35 95 9
VIX指数 17.61 -0.0 -0.4
8 5
S&P一般消費財 1721. -4.0 -0.2
41 3 3
S&P素材 554.5 +1.9 +0.3
2 2 5
S&P工業 1214. +1.0 +0.0
66 6 9
S&P主要消費財 912.2 -5.4 -0.5
4 0 9
S&P金融 843.3 -4.7 -0.5
8 4 6
S&P不動産 261.6 +0.8 +0.3
2 9 4
S&Pエネルギー 621.4 -11. -1.8
6 96 9
S&Pヘルスケア 1549. +3.3 +0.2
76 3 2
S&P通信サービス 356.9 +4.8 +1.3
2 1 6
S&P情報技術 4642. +10. +0.2
88 62 3
S&P公益事業 409.1 -7.0 -1.7
0 6 0
NYSE出来高 11.05
億株
シカゴ日経先物6月限 ドル建て 3759 - 大阪比
0 190
シカゴ日経先物6月限 円建て 3758 - 大阪比
0 200
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