- 2025/06/06 掲載
月面着陸、再び失敗=直前で通信途絶、衝突か―アイスペース
宇宙ベンチャー企業アイスペースは6日、同社が開発した月着陸機の月面着陸に失敗したと発表した。同日午前4時すぎの着陸を予定していたが、直前に通信が途絶した。同社は「月面にハードランディングした可能性が高い」とみている。
着陸機は米スペースX社のロケット「ファルコン9」で1月15日に打ち上げられ、民間企業としてアジア初の月面着陸を目指した。2022年12月に発射した初号機も着陸に失敗しており、2回連続の失敗となる。
アイスペースによると、着陸に向けエンジンを逆噴射して減速を開始したものの、月面との距離測定のタイミングが遅れ、十分な減速ができなかったという。東京都内で記者会見した袴田武史最高経営責任者(CEO)は「月面に衝突したと考えるのが妥当」と指摘。「結果を生かして次のミッションにつなげることが重要」と強調した。
【時事通信社】 〔写真説明〕着陸の結果を待つ宇宙ベンチャー企業「アイスペース」の袴田武史最高経営責任者(CEO)(中央)=6日未明、東京都千代田区 〔写真説明〕記者会見する宇宙ベンチャー企業「アイスペース」の袴田武史最高経営責任者(CEO)=6日午前、東京都千代田区 〔写真説明〕宇宙ベンチャー企業アイスペースのロゴマーク
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