- 2025/06/09 掲載
EU、対米交渉で肥料の関税引き下げ提案へ 食品安全基準は緩めず
ハンセン氏は、肥料の関税引き下げ提案は「間違いなく選択肢だ」と強調。関税撤廃か現行の関税率引き下げとなるかは交渉次第だと説明した。
EUの統計によると、2023年にEUが輸入した窒素肥料の24%前後はロシアからで、米国からは8%だった。
対米交渉で関税が引き下げられれば米国からの輸入量が増加し、ロシアからの輸入抑制による供給不足を穴埋めすると期待される。
ハンセン氏は「EU諸国の大半はロシアより米国からの肥料調達を望む」との認識を示した。 ただ、域内の厳しい食品安全基準に関して妥協することはないと強調。「高い品質基準を緩める余地はない」と述べた。
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