- 2025/06/27 掲載
7月電気料金、全社値下がり=政府補助で負担軽減―電力10社
電力大手10社は27日、7月使用分(8月請求分)の電気料金が、標準家庭で前月比520~691円値下がりすると発表した。エアコンの使用が増える夏場の家計負担を軽減するため、政府は7~9月に電気料金を補助。燃料となる液化天然ガス(LNG)などの価格下落も料金を押し下げる。
補助額は7月と9月が1キロワット時当たり2円、8月は同2.4円。東京、関西電力などは電気使用量を月260キロワット時として標準家庭料金を算出しており、7月は補助により520円の値下がり効果がある。
都市ガスについても、7月と9月は1立方メートル当たり8円、8月は同10円補助。7月は東京ガスなど都市ガス大手4社の料金も大幅に低下する。
政府は電気・ガス補助の財源として、2025年度予算の予備費から2881億円を支出する。電気・ガス補助はロシアのウクライナ侵攻で燃料費が高騰した23年1月以降、断続的に実施しており、今年1~3月以来の再開となる。
【時事通信社】
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