- 2025/07/01 掲載
米半導体ウルフスピード、連邦破産法の適用申請 株価急騰
時間外取引の同社株は約190%急騰している。
同社はシリコンよりもエネルギー効率が良い炭化ケイ素を使った半導体を製造しているが、販売低迷に加え、二転三転する米通商政策に伴う経済の不透明感増大で財務が悪化し、5月に継続企業の前提に疑義があると表明していた。
第3・四半期時点のキャッシュ保有額は13億ドル。同四半期中に破産法から脱却する見通しという。
「当社は顧客に炭化ケイ素材料とデバイスを納入し、ベンダーに通常の支払いを行うなど、このプロセスを通じて通常通りの業務を継続していく」と述べた。
破産法から脱却時には、負債総額が約70%(約46億ドル)減り、年間のキャッシュの利払い総額も約60%削減できるとしている。
同社は6月、債権者やルネサスエレクトロニクスの米子会社と合意した再建契約により、一部の既存債権者から2億7500万ドルの新たな資金提供を受け、債務を削減できると発表していた。
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