- 2025/07/02 掲載
印自動車大手3社、6月販売台数は軒並み減少 都市部の需要低迷で
これら3社のシェアが60%超を占めるインド自動車市場の販売台数は3年連続で過去最高を更新した後、最近は伸び悩んでいる。
首位マルチ・スズキの6月の販売台数は前年同月比13%減と2023年12月以来の低水準に落ち込んだ。同社最大のセグメントである小型車が安全・排ガス規制の厳格化により生産コストが上昇したことが理由。
同社のSUV(スポーツタイプ多目的車)が大半を占めるユーティリティービークルは8.5%減と23年12月以来最低となった。
タタ・モーターズは15%減と21年12月以来の低水準となり、現代自動車も12%減少した。
現代自動車のタルン・ガーグ最高執行責任者(COO)は「需要の緩やかな回復を慎重ながら楽観視している」との見方を示した。
タタ・モーターズも、業界全体の成長は引き続き低調とみられるが、同社を支える新車の導入に期待していると表明した。
業界関係者は26年3月までの1年間の販売台数の伸び率を1─2%程度と予想している。昨年は2%増だった。
一方、マヒンドラ・アンド・マヒンドラはこの傾向の例外で、6月のSUVの販売台数は18%増となり、四半期のディーラーへの納車台数が過去最高を記録した。この著しい成長により、インド自動車市場で現代自動車を抜いて第2位に躍り出た。
Manufacturer Domestic Sales Change (%)
Maruti Suzuki 118,906 -13.3%
Mahindra & Mahindra 47,306 +18.2%
Hyundai Motor India 44,024 -12.1%
Tata Motors 37,237 -14.8%
Toyota Kirloskar Motor 26,453 +2.7%
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