テスラ中国製ＥＶ販売、6月は前年比0.8％増　9カ月ぶりプラス

[北京 ２日 ロイター] - 米電気自動車（ＥＶ）大手テスラの中国製ＥＶ販売台数は、６月に前年比０．８％増の７万１５９９台となり、９カ月ぶりにプラスとなった。

中国乗用車協会（ＣＰＣＡ）が２日発表したデータによると、テスラが上海工場で生産した「モデル３」と「モデルＹ」の出荷台数（中国国内販売と欧州など他市場への輸出を含む）は５月から１６．１％増加した。

一方、テスラにとって最大のライバルである中国大手・比亜迪（ＢＹＤ）の６月世界販売台数は、前年比１１％増の３７万７６２８台だった。

テスラは、競争の激化、最高経営責任者（ＣＥＯ）のイーロン・マスク氏の物議を醸す発言への反発で中国や欧州で販売が失速。

中国製ＥＶの第２・四半期の販売は前年比６．８％減で３期連続の前年割れとなった。

２日に発表される四半期世界納車台数は第１・四半期に続き減少が予想されている。