- 2025/07/03 掲載
米EVルーシッド、第2四半期納入台数が38%増 市場予想に届かず
高金利に圧迫された消費者がより安価なハイブリッド車やガソリン車を選んでいることを背景に、同社の高価な高級EVの需要は軟調だ。
第2・四半期の生産台数は3863台で、前年同期の2110台から増えたがアナリスト予想平均(4305台)は下回った。
先行き不透明感から複数のメーカーが見通しを下方修正する中、ルーシッドは5月に発表した年間生産台数を維持し、投資家の生産を巡る懸念を和らげた。
トランプ大統領の関税政策でメーカー各社は原料費の上昇に苦しみ、サプライチェーン(供給網)の再編成や国内への生産移転を迫られており、自動車価格は上昇している。ルーシッドのマーク・ウィンターホフ暫定最高経営責任者(CEO)は5月、新たな関税措置によりコストが全体で8─15%上昇するとの見通しを示した。
ルーシッドは車種を広げることで市場シェアを拡大しようとしており、今後の業績は新発売のSUV(スポーツタイプ多目的車)「グラビティ」と、5万ドルの価格帯の次期中型車が成功できるかどうかにかかっている。
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