- 2025/07/04 掲載
バークレイズ、ブレント原油価格予測を上方修正 今年72ドル
リポートで「地政学的な緊張は緩和している。米国が仲介したイスラエルとイランの停戦が継続し、リスクプレミアムが消滅した。だが、価格動向は予想を上回るファンダメンタルズを反映しているとみられる」と述べた。
石油輸出国機構(OPEC)プラスは増産を加速しているが、バークレイズによると、第2・四半期の世界の原油在庫は減少。
需要の伸び加速、OPEC非加盟国からの供給減少、国際エネルギー機関(IEA)のベースライン需要予測の上方修正を背景に需給が引き締まる見通しという。
バークレイズは、世界の需要の伸びの見通しを日量26万バレル引き上げた。このうち大半は経済協力開発機構(OECD)加盟国の需要。OECDでは「需要が予想を上回っている」という。
供給サイドでは、OPECプラスが自主減産の段階的縮小を継続する可能性が高いが、一部のOPECプラス参加国が過去の生産超過分の相殺を迫られており、実際の増産は今後も遅れる公算が大きいという。
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