- 2025/07/04 掲載
AI開発のPKSHA、サーキュレーションにTOB 1株901円
[東京 4日 ロイター] - 人工知能(AI)開発などを手掛けるPKSHA Technology(パークシャテクノロジー)は4日、人材関連サービスのサーキュレーションに株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。1株901円(4日終値は672円)で、7月7日から8月19日まで買い付ける。新株予約権を含む買付代金は約69億円。
PKSHAは現在、サーキュレーション株7.28%を保有しており、完全子会社化を目指す。筆頭株主(保有比率24.63%)のシンプレクス・ホールディングス、第2位(23.65%)のクラウドワークスが保有全株を応募する契約を結んでいる。PKSHAはサーキュレーションとAI活用やプロ人材の最適なマッチングなどで連携してきたが、完全子会社化で相乗効果を最大限に発揮していくという。
サーキュレーションはTOBに賛同意見を表明し、株主に応募を推奨することを決めた。
PKSHAは、AI研究で知られる松尾豊・東京大学教授の研究室出身の上野山勝也代表取締役が2012年に前身の企業を創業。17年に当時の東証マザーズに上場し、現在はプライム市場に上場している。松尾氏はPKSHAの技術顧問を務めている。
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