- 2025/07/23 掲載
ウニクレディト、バンコBPMへの買収案取り下げ 伊政府を批判
[ミラノ 22日 ロイター] - イタリアの銀行大手ウニクレディトは22日、同業バンコBPMに対する150億ユーロ(170億ドル)での買収提案を取り下げると発表し、政府の介入が取引を台無しにしたと批判した。
ウニクレディトは「これはBPMの利害関係者だけでなく、イタリアの企業、地域社会、そして経済全般にとっての機会損失だ」と述べた。
同行はイタリア政府が国家安全保障上の理由から買収案の承認に条件を付けたことを巡り法廷で争った。
今月下された裁判所判断では、一部の条件が破棄されたが、欧米企業への支払いを除き、ロシアでの業務を停止するという条件は残された。
イタリアの市場監督当局はこの日、政府の条件を巡る争いが過度の不確実性をもたらしているとして、買収案に対して30日間の停止措置を決定した。
ウニクレディトは、当局の決定は歓迎すべきものだが、買収を巡る全ての不確実性が取り除かれる状況に至るには十分ではないと述べた。
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