- 2025/07/23 掲載
基調的インフレ指標、6月はプラス幅縮小 エネルギー価格の鈍化などで=日銀
[東京 23日 ロイター] - 日銀が23日に発表した6月の基調的なインフレ率を捕捉するための3指標は揃ってプラス幅が縮小した。政府の定額補助でガソリン価格が下落に転じるなど、エネルギー価格の伸びが鈍化した。
上昇率分布で上下10%を機械的に除いた「刈込平均値」(2020年基準)は前年比プラス2.3%となり、伸び率は前月の2.5%から縮小。品目のウエートを加味した際の分布で中央の値である「加重中央値」はプラス1.4%で、前月の1.7%からプラス幅を縮小した。
最も頻度の多い上昇率である「最頻値」はプラス1.4%で、前月のプラス1.6%を下回った。
6月の上昇品目の比率は80.5%で、前月の81.6%を下回った。下落品目は前月の13.2%から13.6%へと増加した。
一連の指標は日銀が総務省発表の全国消費者物価指数(CPI)をもとに算出し、毎月発表している。18日に発表された6月の生鮮食品を除く総合指数(コアCPI)は前年比3.3%上昇で、伸び率は前月の3.7%から縮小していた。
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