- 2025/07/25 掲載
カナダ小売売上高、5月は関税影響で1.1%減 6月は改善見込み
[オタワ 24日 ロイター] - カナダ統計局が24日発表した5月の小売売上高は前月比1.1%減少し、ロイターがまとめたアナリスト予想とほぼ一致した。消費者が自動車の購入を控え、スーパー、コンビニ、アルコール飲料で支出を減らしたことが背景。
小売売上高は、トランプ米大統領が警告した関税発動を巡る懸念から購入が前倒しされ、過去2カ月は比較的堅調に推移した。しかし、影響が消費者に波及し始め、経済全般の見通しが暗くなると低迷した。
ただ6月の速報値は1.6%増となっている。
5月の自動車を除く売上高は0.2%減少。ロイターが調査したアナリストらは、売上高全体の約30%を占める自動車と自動車部品を除けば、0.3%減と予想していた。
自動車・部品販売は3.6%減で3カ月ぶりのマイナス。新車販売店の売上高が4.6%減少したことが主因。
5月の小売売上高は数量ベースでは1.4%減少した。
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