「自由貿易の担い手」強調＝トランプ関税念頭に―経団連フォーラム閉幕

経団連が長野県軽井沢町で開催していた夏季フォーラムは２５日、「自由で公正な貿易投資の担い手として商機を拡大する」と強調する総括文書を取りまとめ、閉幕した。トランプ米政権の高関税政策などの保護主義的な政策が世界的に広がっている中、開かれた国際秩序の強化に向けて政府と連携する意義を訴えた。

筒井義信会長は、出席した石破茂首相に総括文書を手渡した。石破首相は講演で、米国との関税交渉で自動車関税や相互関税を引き下げることで合意したことに関し「日米双方が利益を生む合意ができたのは意義深い」と語った。

【時事通信社】 〔写真説明〕経団連の夏季フォーラムで、石破茂首相（中央）に総括文書を手渡す筒井義信会長（右）＝２５日午後、長野県軽井沢町 〔写真説明〕経団連夏季フォーラムで講演する石破茂首相＝２５日午後、長野県軽井沢町