• 2025/07/25 掲載

スクリン、25年4─6月期は12.2%減益 半導体製造装置が圧迫

ロイター

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Kentaro Okasaka

[東京 25日 ロイター] - SCREENホールディングスが25日発表した2025年4─6月期の連結営業利益は前年比12.2%減の243億円だった。売上高は同1.2%増の1357億円だったが、主力の半導体製造装置事業は営業利益が前年比11.6%減の256億円にとどまった。同事業を中心とした成長投資の固定費も利益を圧縮した。

前年に比べフラッシュメモリー向けの装置売り上げが増加した一方、ファウンドリーやDRAM向けの売り上げが減少。地域別では台湾向けの売り上げが増えたが、中国や米国向けは減少した。

営業利益実績は、IBESがまとめたアナリスト8人の予想の平均値308億円を下回った。

26年3月通期の業績予想は従来のまま維持した。

近藤洋一副社長は会見で、米関税の影響について日本に対する相互関税を10%と想定していたものの「かなり余裕をもって試算していた」と語り、15%で決着したことによる修正は不要とした。製品への価格転嫁の可能性については「基本的に関税は客負担だ。その分値下げをしろという話があるかもしれないが、現在はそういうことはないし、競合の装置もないため基本的に心配はしていない」と語った。

一方、同社は発行済み株式の6%に当たる自己株式620万株を消却すると発表した。消却予定日は8月29日。

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