- 2025/07/28 掲載
CKハチソン、228億ドルの港湾事業売却で中国企業との提携模索
CKハチソンは規制当局の承認を得るために共同企業体の構成や売却計画の枠組みに変更が必要だとし必要なだけ時間をかけて実現すると述べた。
CKハチソンは当初、米資産運用大手ブラックロックと国際的コンテナ輸送企業MSCが設立した共同事業体に対して145日間の独占交渉期間を与えていた。今回の発表は交渉期間が27日に終了したタイミングで実際された。
この売却計画は戦略的に重要なパナマ運河付近の2つの港を含んでおり、中国と米国の緊張が高まるにつれて政治的な問題になっている。
中国政府はこの売却計画が実現すれば国益に対する脅威になるとみなしており、ブラックロック主導の共同事業体を米国が影響力を拡大させるための代理的存在と考えている。中国はパナマ湾付近を経済的・地政学的に重要な場所ととらえている。
この売却計画の見通しはここ数日間でますます不透明になっており、ロイターが情報筋から得た情報によると、中国の野心的な海運目標の中核を担うCOSCOが入札への関与を模索しているという。
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