- 2025/07/28 掲載
ユーロ圏の物価リスクは均衡=チポローネECB専務理事
チポローネ氏は、6月以降、「ユーロがさらに上昇した一方、エネルギーコストもわずかに上昇している」と指摘。この2つの要因が互いに相殺しているため「全体の評価は以前と変わっていない」と述べた。
貿易を巡る緊張は高まったが、世界経済は今のところ持ちこたえているとも言及。「全般的に見て、私としては6月の(ECBの)経済評価は正しかったことが確認できと考えるし、インフレ予想は均衡しているようにみえる」と話した。
ECBは24日の理事会で政策金利を据え置くとともに、インフレ見通しは通常よりも不確実性が高いとの見解を示した。一部の政策担当者は、物価は下振れリスクの方が大きくなっていると訴えているが、チポローネ氏は理事会全体の見方は変わっていないとした。
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