- 2025/08/01 掲載
独製造業PMI、7月は49.1に上昇 生産が5カ月連続増
約3年ぶりの高水準となったが、好不況の分かれ目となる50を依然わずかに下回っている。
生産が5カ月連続で増加した。ただ、増加ペースは生産の拡大が始まった3月以降で最低となった。消費財と中間財の生産が減少した。
雇用、仕入在庫、サプライヤー納期がPMIを押し上げた。新規受注は増加ペースが鈍化した。
ハンブルク商業銀行のエコノミスト、サイラス・デラルビア氏は、資本財の生産が力強く拡大していると指摘。
「個人消費に依存する内需はやや弱まっているが、資本財産業にとって重要な外需は、改善しているとみられる」と述べた。
7月の輸出販売は4カ月連続で増加。ただ増加ペースは6月の40カ月ぶり高水準から鈍化した。
同氏は「春は米国への駆け込み輸出があったが、外需は初夏まで続いており、より根本的な状況の改善を示唆している」と指摘した。
米国と欧州連合(EU)の関税合意については、短期的に対米輸出が減る可能性があるが、不確実性が緩和し、需要全体を支えるとの見方を示した。
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