- 2025/08/13 掲載
NY市場サマリー(12日)ナスダックとS&P最高値、ドル下落・2年債利回り低下
労働省発表の7月のCPIは前年比2.7%上昇と、伸びは前月から横ばい。前月比は0.2%上昇と、伸びは前月の0.3%上昇から鈍化した。
注目されているパウエルFRB議長の後任人事を巡っては、候補者の1人に名前が挙がっているジェームズ・ブラード前セントルイス地区連銀総裁がこの日、打診されれば受け入れる姿勢を表明。FRBは9月から今後1年で1%ポイントの利下げを実施するとの見通しを示し、利下げを支持するシグナルを発した。
終盤の取引でドル/円は0.3%安の147.74円。ユーロ/ドルは0.4%高の1.16663ドル。
NY外為市場:[USD/J]
<債券> 2年債利回りが低下した。朝方発表の消費者物価指数(CPI)がおおむね市場予想と一致する内容となり、米政権の関税措置による物価上昇への影響も限定的な兆候が示唆されたことで、9月の米利下げ観測が強まった。
CMEのフェドウオッチによると、フェデラルファンド(FF)金利先物市場が織り込む9月の利下げ確率は94%。11日の時点では86%だった。
2年債利回りは2.3ベーシスポイント(bp)低下の3.731%。
一方、指標となる10年国債利回りは2.2bp上昇の4.295%。
米金融・債券市場:[US/BJ]
<株式> ナスダック総合とS&P総合500種が過去最高値で取引を終えた。7月の消費者物価指数(CPI)の伸びがおおむね市場予想通りになったことで、米連邦準備理事会(FRB)が9月の次回会合で利下げに踏み切るとの観測が裏付けられた。
アルファベットは1.2%高。パープレキシティAIがグーグルのウェブブラウザー「クローム」を現金345億ドルで買収する提案をしたことが材料視された。
半導体大手インテルも5.6%高。トランプ米大統領が11日、同社のリップブー・タン最高経営責任者(CEO)と会談し、「非常に興味深い会談だった」と交流サイト(SNS)に投稿したことを受けた。トランプ氏は先週、中国との関係を巡りタン氏に辞任を要求していた。
航空運賃が7月に4%上昇したというデータを受け、航空株は8.9%の大幅高となった。
米国株式市場:[.NJP]
<金先物> トランプ米大統領による関税除外方針の表明を受けて地合いが軟化し、続落した。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比5.70ドル(0.17%)安の1オンス=3399.00ドル。
NY貴金属:[GOL/XJ]
<米原油先物> 米エネルギー情報局(EIA)の在庫統計を控え、米国の夏季ドライブシーズン終了に伴う需要減退観測が強まり、反落した。米国産標準油種WTIの中心限月9月物の清算値(終値に相当)は、前日比0.79ドル(1.24%)安の1バレル=63.17ドル。10月物は0.61ドル安の62.48ドル。
NYMEXエネルギー:[CR/USJ]
ドル/円 NY終値 147.83/147.84
始値 148.46
高値 148.52
安値 147.59
ユーロ/ドル NY終値 1.1673/1.1674
始値 1.1609
高値 1.1697
安値 1.1599
米東部時間
30年債(指標銘柄) 17時05分 98*00.00 4.8776%
前営業日終値 98*18.00 4.8410%
10年債(指標銘柄) 17時05分 99*22.00 4.2888%
前営業日終値 99*26.00 4.2730%
5年債(指標銘柄) 17時05分 100*07.75 3.8207%
前営業日終値 100*07.50 3.8220%
2年債(指標銘柄) 17時03分 100*08.50 3.7329%
前営業日終値 100*07.25 3.7540%
終値 前日比 %
ダウ工業株30種 44458.61 +483.52 +1.10
前営業日終値 43975.09
ナスダック総合 21681.90 +296.50 +1.39
前営業日終値 21385.40
S&P総合500種 6445.76 +72.31 +1.13
前営業日終値 6373.45
COMEX金 12月限 3399.0 ‐5.7
前営業日終値 3404.7
COMEX銀 9月限 3800.2 +21.5
前営業日終値 3778.7
北海ブレント 10月限 66.12 ‐0.51
前営業日終値 66.63
米WTI先物 9月限 63.17 ‐0.79
前営業日終値 63.96
CRB商品指数 295.3638 ‐0.3240
前営業日終値 295.6878
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