- 2025/08/13 掲載
東京外為市場・午前=ドル148円近辺へ小幅高、方向感なくレンジ取引
[東京 13日 ロイター] - 正午のドルは148円近辺と、朝方の水準から小幅にドル高/円安で推移している。仲値公示後は、日経平均の上げ幅拡大をながめリスク選好的なドル買い/円売りがドル/円を押し上げたとみられるものの、レンジの範囲内で方向感のない取引が続いている。
ドルは朝方から147円後半でのもみ合いが続いていたが、仲値公示後に買いが優勢となり、148円前半に上昇。ただ上値は限定的で、148円近辺へ値を戻した。
仲値後のドル/円の上昇は円売りが主導したとみられ、ユーロ/円も173円近辺へと上昇し、7月末以来約2週間半ぶりの高値を付けた。
ニッセイ基礎研究所主席エコノミストの上野剛志氏は、前日の米消費者物価指数(CPI)の結果待ちで手控えられていたドル買いのほか、日経平均の上げ幅拡大に伴うリスク選好的なドル買い/円売りが入った可能性があると指摘。「株高なら円売りという条件反射的な動きも含め、ドル/円相場の押し上げ要因となった可能性はある」と話した。
米CPIの結果は「予想の範囲内で、焦るようなインフレの脅威もみられず9月の利下げを否定するものでもない一方、50ベーシスポイント(bp)の大幅利下げを想起させるものでもなかった」(国内金融機関の為替ディーラー)として、ドル/円が方向感を欠く展開となっているとの声があった。
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