- 2025/08/13 掲載
世界のEV・PHV販売、7月は中国減速で21%増に鈍化
[13日 ロイター] - 市場調査会社ロー・モーションが13日発表したデータによると、7月の完全電気自動車(EV)とプラグインハイブリッド車(PHV)の世界販売台数は前年同月比21%増の160万台だった。6月の25%増から伸びが鈍化し、今年1月以降で最低の増加率となった。中国でPHV販売の勢いが弱まった。
中国のEV販売台数は今年上半期には1カ月当たり平均で36%増だったが、7月は12%増の約100万台に減速。世界最大のEVメーカーである比亜迪(BYD)は3カ月連続で登録台数が減少した。
ロー・モーションのデータマネジャー、チャールズ・レスター氏は、EVとPHVを対象とする中国政府の補助金の一部が停止されたことが影響したと説明した。
7月に欧州の販売台数は48%増、北米は10%増、その他の地域は55%増だった。
レスター氏は「2025年にEVを選択する全体的な動きは、地域によって違いがあるとはいえ、依然として力強く拡大する方向にある」と述べた。
同氏は今後の動向について、中国は8月以降に補助制度の新たな資金が利用可能になるため、力強い成長に回帰すると予想。米国はEVの新車購入・リースに対する税制優遇措置が削減されることで、需要が縮小すると見込んでいる。
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