- 2025/08/13 掲載
米関税、86%が「景気後退」=合意後も警戒解けず―商工リサーチ調査
東京商工リサーチが13日発表したアンケート調査によると、トランプ米政権の高関税政策が日本経済に及ぼす影響について、「景気を後退させる」と回答した企業が約86%に達した。調査は、日米両政府が7月下旬、自動車関税の引き下げなどで合意した後に実施した。景気悪化に対する企業の警戒感が払拭されたとは言えない状況だ。
7月30日から8月6日にインターネットで調査した。日本経済への影響を尋ねたところ、6827社が回答。「景気を少し後退させる」は69.6%、「大きく後退させる」は16.3%で、「景気に影響はない」の9.0%を大きく上回った。
一方、自社の今期業績への影響は、回答した7284社のうち67.2%が「生じない」とした。マイナスとの回答は「少し」と「大いに」を合わせて31.9%と、日米合意を受けて、6月調査の57.6%からは大幅に低下。経済全体への影響とは見方が分かれた。
【時事通信社】 〔写真説明〕パネルを手に、関税措置について発表するトランプ米大統領=4月2日、ワシントン(AFP時事)
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