- 2025/08/27 掲載
ブラジル経常収支、7月の赤字は6年ぶり高水準 貿易黒字縮小
経常赤字はロイターがまとめたエコノミストらの市場予想の56億ドルを上回った。
7月まで12カ月間の経常赤字は対国内総生産(GDP)比で3.5%となり、前年同月の1.37%を大幅に上回った。今年6月の3.43%より高くなった。
7月の外国直接投資(FDI)は83億ドルとなり、ロイターがまとめた市場予想の50億ドルより大きかった。
12カ月間のFDIは対GDP比で3.17%と、6月の3.14%から拡大。FDIは経常収支の赤字幅を拡大させる要因となり、中南米最大の経済大国であるブラジルの対外収支見通しが悪化していることを示した。
ブラジルは長年にわたってFDIが12カ月間の経常赤字を補填していたが、今年に入ってから局面が変わってきた。貿易黒字の縮小が主因で、輸出を上回るペースで輸入が増加している。
FDIは生産活動への長期投資を反映するため、市場では国の対外収支不足を補うための質が相対的に高い資金源だとみなされている。
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR