- 2025/09/05 掲載
NY市場サマリー(4日)S&P最高値、ドル小幅高・利回り低下
8月30日までの1週間の新規失業保険申請件数は8000件増の23万7000件と、予想以上に増加し、労働市場の軟化を示唆。また、8月の全米雇用報告によると、民間雇用者数は5万4000人増で予想を下回った。
終盤の取引で、ドルは対円で0.33%高の148.585円、対スイスフランで0.22%高の0.80615フラン。
<債券> 国債利回りが低下、2年債および10年債の利回りはそれぞれ4カ月ぶりの低水準を付けた。労働市場の弱体化を示す一連のデータを受け、連邦準備理事会(FRB)が今月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げを再開するとの見方が改めて裏付けられた。
ただ、5日の雇用統計の発表を控えたポジション調整の動きから、終盤にかけて利回りは下げ幅を縮小した。
取引終盤で、2年債利回りは2.4bp低下の3.589%。取引序盤には3.588%と、4カ月ぶりの低水準を付けた。
指標となる10年国債利回りは4.4bp低下の4.167%。取引序盤で一時、5月序盤以来の低水準となる4.167%まで低下した。
<株式> S&P総合500種が終値で最高値を更新した。重要指標の米雇用統計発表を翌日に控え、労働市場のデータが連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測を変える内容にならなかったことが背景。
ブロードコム、アマゾン・ドット・コム、メタ・プラットフォームズの株価上昇も相場を押し上げた。
人工知能(AI)分野の主要プレーヤーとされる半導体大手ブロードコムは引け後の決算発表を前に1.2%上昇して終了。決算発表では第4・四半期の売上高見通しが市場予想を上回り、株価は時間外取引でも上昇した。
顧客管理ソフト大手セールスフォースはトレンドに逆行し4.9%下落。3日の決算発表で示した第3・四半期の売上高見通しが市場予想を下回り、人工知能(AI)製品の収益化が遅れていることを示唆した。
<金先物> 利益確定の売りに押され、7営業日ぶりに反落した。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は、前日比28.80ドル(0.79%)安の1オンス=3606.70ドル。 金相場は前日までに6営業日続伸していた上、清算値ベースで史上最高値を連日で更新。 この日は米雇用統計の発表を翌5日に控えて市場参加者の間に警戒感が広がる中、利益確定の売りが先行した。
<米原油先物> 需給緩和懸念などを背景に売られ、続落した。米国産標準油種WTIの中心限月10月物の清算値(終値に相当)は、前日比0.49ドル(0.77%)安の1バレル=63.48ドル。11月物は0.54ドル安の63.03ドル。
ドル/円 NY終値 148.48/148.49
始値 148.26
高値 148.77
安値 148.17
ユーロ/ドル NY終値 1.1649/1.1650
始値 1.1652
高値 1.1656
安値 1.1631
米東部時間
30年債(指標銘柄) 17時05分 98*13.50 4.8503%
前営業日終値 97*25.00 4.8920%
10年債(指標銘柄) 17時05分 100*23.00 4.1607%
前営業日終値 100*10.00 4.2110%
5年債(指標銘柄) 17時05分 99*29.00 3.6456%
前営業日終値 99*23.25 3.6850%
2年債(指標銘柄) 17時03分 100*02.13 3.5898%
前営業日終値 100*00.75 3.6120%
終値 前日比 %
ダウ工業株30種 45621.29 +350.06 +0.77
前営業日終値 45271.23
ナスダック総合 21707.69 +209.97 +0.98
前営業日終値 21497.73
S&P総合500種 6502.08 +53.82 +0.83
前営業日終値 6448.26
COMEX金 12月限 3606.7 ‐28.8
前営業日終値 3635.5
COMEX銀 12月限 4141.7 ‐64.3
前営業日終値 4206.0
北海ブレント 11月限 66.99 ‐0.61
前営業日終値 67.60
米WTI先物 10月限 63.48 ‐0.49
前営業日終値 63.97
CRB商品指数 300.3543 ‐2.3300
前営業日終値 302.6843
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