- 2025/09/05 掲載
テスラ、8月の英販売台数が増加 EV市場拡大
英自動車製造販売協会(SMMT)のデータによると、8月のテスラの新規登録台数は7.63%増加。バッテリー式EV(BEV)全体の販売台数も15%増となった。
一方、調査会社ニュー・オートモーティブのデータでは、8月のBEV販売台数は20%増だった。SMMTとニュー・オートモーティブは異なるデータソースと算出方法を用いるため、数字に差が出ている。
SMMTによると、8月の英国内新車登録台数全体は8万2908台と、前年同月比2%減少した。SMMTは8月を「最も閑散な月」と位置付けている。
政府のインセンティブやゼロエミッション目標に加え、安価な中国製モデルとの競争激化も、EVの値下げ拡大を促し、国内での普及につながっている。
SMMTのチーフエグゼクティブ、マイク・ホーズ氏は声明で「8月はEV市場シェアにとって今年最高の月となった。全体の販売台数が少ないため変動は大きいものの、全体的な傾向はプラスだ」と述べた。
SMMTのデータによると、8月の増加にもかかわらず、テスラの1─8月の販売台数は5.45%減となっている。一方、ライバルである中国の比亜迪(BYD)は6倍近くに増えている。
テスラは、新たなモデルの不足や、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)の政治的姿勢に対する反発が、欧州市場での苦戦をさらに悪化させている。
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