- 2025/09/05 掲載
英国企業、21年以降で最大の人員削減=中銀調査
[ロンドン 4日 ロイター] - 英イングランド銀行(中央銀行)が4日公表した調査結果によると、英国企業はこの約4年間で最大の人員削減を行い、賃金の伸びが鈍化すると予想している。
従業員10人以上の企業約2000社を対象に実施した調査では、8月までの3カ月間の雇用水準が前年同期比0.5%減と、2021年第3・四半期以来最大の落ち込みとなった。
企業は今後1年間で自社の価格を3.7%引き上げると予測。また、平均3.6%の賃上げを計画していると回答。これは過去12カ月間の4.6%を下回り、22年5月にこの質問を定期的に開始して以来、最も低い数値と並んだ。
パンテオン・マクロエコノミクスの英国担当チーフエコノミスト、ロブ・ウッド氏は「調査は雇用が減少しているにもかかわらず、賃金と物価の圧力が根強いことを示しており、経済構造の変化と供給の弱さがインフレを高水準に保っていることを引き続き示唆している」と述べ、今年の利下げはもうないと予想した。
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