- 2025/09/08 掲載
銀行・信金の貸出平残、8月は前年比+3.6% 為替も伸び押し上げ
[東京 8日 ロイター] - 日銀が8日に発表した8月の貸出・預金動向によると、銀行・信金計の貸出平残は前年比3.6%増の646兆0585億円だった。残高は2000年1月以降の最高を更新した。M&A(企業の合併・買収)関連や不動産関連、経済活動の改善に伴う資金需要が続いている。都銀等では為替要因も伸び率の拡大につながった。
業態別にみると、都銀等が3.8%増の260兆4131億円で、伸び率は前月の3.1%を大きく上回った。24年7月以来の高い伸び率。前月は前年対比の円高が貸出残高を圧迫したが、8月はこの要因が剥落した。昨年8月、米経済の後退懸念で為替が急速に円高に振れた。
地銀・第二地銀は4.0%増の307兆1569億円で、残高は1991年7月以降の最高を更新した。信金は1.3%増。
預金平残は、都銀・地銀・第二地銀の3業態と信金の合計で前年比0.6%増の1055兆4895億円となった。
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