- 2025/09/08 掲載
欧州自動車メーカー、メルセデス以外は排出目標達成見込み=調査
T&EはEVの販売台数について、25年上半期実績から大幅な改善が見込まれると予測。当時、目標達成が見込まれていたのは中国吉利汽車傘下のスウェーデンのボルボ・カーズとドイツのBMWだけで、欧米ステランティス、フランスのルノー、ドイツのフォルクスワーゲン(VW)とメルセデスは後れを取っていた。
報告書は、電池価格の下落と充電インフラの急成長で、より手頃な価格帯のEV投入が増え、需要を後押ししていると指摘。電池式EV(BEV)の販売台数のシェアは今年の18%から27年には30%を超えると予測している。
T&Eは、これは目標が機能していることの表れだとし、30年と35年の次期目標を引き下げればEVへの投資が後退し、中国の優位が拡大する恐れがあると警告した。
自動車業界団体は、35年までの100%削減を含む将来のCO2排出削減目標はもはや達成不可能だとしている。
EU欧州委員会は3月、欧州自動車メーカーからの圧力に屈し、新車の乗用車・小型商用車向けCO2排出目標の達成期限を1年から3年に延長した。
T&Eは、メルセデスは収益性の高いエンジン車に注力しているため、引き続き目標達成が他社より遅れる見通しだと分析した。目標が達成できない場合は罰金が科される。
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