- 2025/09/12 掲載
UBS、金価格予想を上方修正 25年末に3800ドル
2025年末時点の金価格予想を300ドル引き上げ、1オンス=3800ドルとした。また、26年半ばの予想も200ドル引き上げ、3900ドルとしている。
金のETF(上場投資信託)の保有高についても予想を修正し、25年末までに3900トンを超え、20年10月に記録した過去最高の3915トンに迫ると見込んでいる。
「当行は金に対して『アトラクティブ(魅力的)』な見方を維持しており、グローバル資産配分で金をロングにしている。さらに、当行の分析では、金への配分を1桁台半ばのパーセンテージにすることが最適だと示唆されている」とリポートで述べた。
地政学的な懸念、米政権とFRB間の政策の相違、トランプ米大統領の低金利を支持する姿勢が、金の魅力を高める主因になるとしている。
中央銀行による金の購入が今年も900トンから950トン前後と引き続き堅調に推移すると予想。これは、昨年の1000トン強という過去最高に近い水準をわずかに下回る。
UBSは「金にとっての主なリスクは、インフレ関連の上振れサプライズによりFRBが利上げを余儀なくされることだ」と指摘した。
金価格は9日に史上最高値の1オンス=3673.95ドルを記録。年初来で39%以上上昇している。
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