- 2025/09/16 掲載
ソフトバンク傘下PayPay、日本国外で利用可能に まずは韓国
[東京 16日 ロイター] - 通信大手ソフトバンク傘下のキャッシュレス決済アプリ子会社PayPay(ペイぺイ)は16日、現在は国内での利用に限定されているQRコード決済サービスについて、日本以外の国でも使えるようにすると発表した。まずは9月下旬以降に韓国でのサービス開始を予定している。
日本でサービスを利用しているユーザーが旅行やビジネスで現地を訪問した際などに、同じ使い勝手で決済が行える。アリババ・グループ傘下のアント・グループが運営する「アリペイプラス」が使える200万超の加盟店などで利用可能になる。
会見した金融事業統括本部の柳瀬将良・金融戦略本部長は「今後も国を追加し、いろんな国で使えるようにしていきたい」として、他国での導入も検討していく方針を示した。
ペイペイは2018年にサービスを開始し、国内では6900万人超の登録ユーザーを抱える最大手のコード決済事業者。24年度の決済取扱高(GMV)は15.4兆円で、コード決済市場におけるシェアは約3分の2に達した。
同社は銀行やクレジットカードなどの金融サービスにも事業を拡大。8月には、米国預託株式の新規株式公開(IPO)に関する登録届出書ドラフトを米証券取引委員会(SEC)に非公開で提出したことを公表している。
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR