- 2025/09/25 掲載
米8月新築住宅販売、20.5%増の80万戸 3年半ぶり高水準
Lucia Mutikani
[ワシントン 24日 ロイター] - 米商務省が24日発表した8月の新築一戸建て住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比20.5%増の80万戸だった。住宅ローン金利の低下が追い風となり、約3年半ぶりの高水準に達した。ただ、労働市場が弱含んでいることで伸びは鈍化するとの見方も出ている。
前年同月比では15.4%増。ロイターがまとめたエコノミスト予想は65万戸だった。新築住宅販売戸数は契約時に計上されるため、発表後に大きく修正される可能性がある。
7月の販売戸数は66万4000戸と、従来の65万2000戸から上方修正された。
これについてエコノミストらは、新築住宅の販売データは極めて振れが大きく、予想を上回る増加は一時的なものだと指摘した。販売件数の急増は住宅建設業者の景況感の低迷と相反するものだとも述べた。
サンタンデールUSキャピタル・マーケッツの米国チーフエコノミスト、スティーブン・スタンリー氏は「明らかな要因はない。この売上高の急増は今後数カ月でほぼ反転すると予想している」と述べた。
米連邦準備理事会(FRB)は9月の会合で0.25%ポイントの利下げを決定。利下げサイクルが再開されるとの観測から、利下げ開始前から住宅ローン金利は低下していた。
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