- 2025/09/29 掲載
英中銀ディングラ委員、利下げ加速を主張 高インフレ緩和へ
26日付の英紙タイムズへの寄稿で「欧州との比較で高い水準にある現在の英国のインフレ率を押し上げているショック要因の影響は、次第に薄れる。このため、利下げに対して過度に慎重であるべきではない」と述べた。
今月のMPCは7対2で政策金利の据え置きを決定したが、ディングラ氏は25ベーシスポイント(bp)の利下げを主張した。
同氏は「英国と欧州大陸のインフレ格差の大半は、公定価格や世界的なコモディティーショックで説明できる。これは過ぎ去るはずだ」と指摘。
「追加利下げを実施する余裕があり、インフレ目標を脅かすことなく、経済成長への追加の負担を回避できる余裕がある」と述べた。
8月の英国のインフレ率は3.8%と、主要7カ国(G7)で最も高い水準にある。中銀はインフレ率が9月に4%でピークを打ち、2027年春に2%の目標水準に回帰するとの見通しを示している。
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