- 2025/09/29 掲載
日経平均は続落、配当落ちや円高が下押し 米株高は支え
日経平均は朝方から軟調に推移し、一時464円安の4万4890円に下げ幅を拡大した。幅広く売られ、東証プライム市場の9割弱が値下がりした。ドル/円が148円後半へと前週末から円高方向だったことは輸出関連株を中心に逆風になった。一方、時間外取引の米株先物は堅調に推移し、投資家心理を支えた。
東証33業種では非鉄金属を除く32業種が下落。「金など商品価格の上昇に伴って非鉄金属には買いが入りやすかった」(内藤証券の田部井美彦投資調査部長)との声があった一方、配当の大きかった銘柄群の下押しが目立った。
TOPIXは1.74%安の3131.57ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比1.74%安の1612.22ポイントだった。プライム市場の売買代金は5兆1248億3400万円だった。東証33業種では、値上がりは非鉄金属の1業種、値下がりは海運や輸送用機器、証券など32業種だった。 アドバンテストや三菱重工業、IHIがしっかりだった一方、トヨタ自動車や三菱UFJフィナンシャル・グループ、ニデックは軟調だった。
ソニーグループの子会社で金融事業を担うソニーフィナンシャルグループがプライム市場に上場し、初値は205円となった。その後は徐々に水準を切り下げ、終値は初値を下回る173.8円だった。最初の板中心値段150円は維持した。
新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.91%安の756.36ポイントと反落した。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが146銘柄(9%)、値下がりは1416銘柄(87%)、変わらずは14銘柄だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 45043.75 -311.24 45113.29 44,890.20─45,152.70
TOPIX 3131.57 -55.45 3158.99 3,129.99─3,159.02
プライム指数 1612.22 -28.51 1624.35 1,611.49─1,625.32
スタンダード指数 1488.76 -13.59 1499 1,488.76─1,499.00
グロース指数 983.54 -9.09 996.69 983.17─996.69
グロース250指数 756.36 -6.93 766.74 755.77─766.74
東証出来高(万株) 234098 東証売買代金(億円) 51248.34
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