- 2025/09/29 掲載
自動車大手、8月の世界生産2%減=6社が前年割れ、競争激化で
自動車大手8社が29日発表した8月の世界生産台数は、前年同月比2.0%減の181万台となった。トランプ米政権の高関税政策で米国向け輸出が伸び悩む中、中国や東南アジアなどでは競争が激化。トヨタ自動車と日産自動車を除く6社がマイナスとなった。
ホンダは13.0%減。中国での生産が、現地の電気自動車(EV)メーカーとの競争激化で2割近く低下したほか、北米も4カ月連続で減少した。SUBARUも2桁減だった。三菱自動車も約1割減少。主力の東南アジアでの需要が、自動車ローン厳格化などにより低迷した。
経営再建中の日産は、国内生産が18.2%減と低迷が続いたものの、中国や米国での販売が伸び、世界生産は2カ月ぶりに増加に転じた。トヨタは、前年の米国でのリコールや国内認証不正の反動から国内、海外とも生産がプラスに。北米でハイブリッド車需要が堅調だったことも寄与した。
【時事通信社】
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR