• 2025/09/30 掲載

地銀再編、活発化へ=預金獲得競争が激化

時事通信社

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千葉県内の地方銀行トップと3位が経営統合を決断した。「金利のある世界」の到来で金融機関同士の預金獲得競争が激化。インターネット銀行が台頭し、メガバンクの囲い込みが強まる中、地銀の間で再編に向けた動きがさらに活発化しそうだ。

「銀行ビジネスの源泉である預金をもっと増やしていきたい」。千葉銀行の米本努頭取は29日の記者会見で、統合の狙いについてこう語った。

日銀が昨春にマイナス金利政策を解除し、利上げにかじを切ったことで金融機関を取り巻く環境は一変した。貸出金利の上昇は融資の利ざや拡大につながるため、各銀行は貸し出しの原資となる預金の獲得に躍起となっている。

高い金利を提示するネット銀行が攻勢をかけるほか、メガバンクはポイント経済圏の確立で囲い込みを図る。千葉銀と千葉興業銀行も統合によって経営基盤を強化し、デジタル化やセキュリティー対策に力を入れることで預金獲得につなげたい考えだ。

今年に入り、地銀の合従連衡が加速。4月には群馬銀行と新潟県が地盤の第四北越フィナンシャルグループが「越境」統合で基本合意にこぎつけた。静岡銀行と長野市に本店を置く八十二銀行、山梨中央銀行の3行は3月に包括業務提携した。

金融庁も年末までに「地域金融力強化プラン」を策定し、制度面から再編を後押しする構えだ。統合時に活用できる交付金の拡充などを検討しており、同庁幹部は「地域経済に資する統合、合併なら全力でやってほしい」とハッパを掛ける。

【時事通信社】

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